南アラビア諸語は、アラビア半島南部のイエメン(ソコトラ島を含む)とオマーンを中心に少数の人々が話している一群の言語。系統的にはアラビア語と異なり南方セム語に属し、これを二分した場合の東方語群に当たる。系統の異なる古代南アラビア語と区別するために、現代南アラビア語とも呼ばれる。側面摩擦音などセム祖語の特徴を残していることや、言語年代学的考察などから、他の全てのセム語に対立する系統と見る説もある(A. Militarev)。
南アラビア諸語は、アラビア半島南部のイエメン(ソコトラ島を含む)とオマーンを中心に少数の人々が話している一群の言語。系統的にはアラビア語と異なり南方セム語に属し、これを二分した場合の東方語群に当たる。系統の異なる古代南アラビア語と区別するために、現代南アラビア語とも呼ばれる。側面摩擦音などセム祖語の特徴を残していることや、言語年代学的考察などから、他の全てのセム語に対立する系統と......