『功名が辻』(こうみょうがつじ)は、司馬遼太郎の歴史小説。1963年(昭和38年)10月から1965年(昭和40年)1月にかけ、各地方紙に連載された。題名「功名が辻」の辻は「十字路、交差点、路上」という意味である。司馬作品には珍しく、後に良妻賢母の見本ともなった、千代という女性を主人公の1人にした作品となっている。牢人から織田家に仕官し、後に長浜城主、掛川城主を経て土佐藩主となった夫山内一豊の転戦、苦悩、そして出世と、それを支え続けた妻の千代を中心に、合戦を通じて信長、秀吉、家康の3人の天下人が絡んでくる。史実や大河ドラマ功名が辻と違って、千代の母が法秀院......
『功名が辻』(こうみょうがつじ)は、司馬遼太郎の歴史小説。1963年(昭和38年)10月から1965年(昭和40年)1月にかけ、各地方紙に連載された。題名「功名が辻」の辻は「十字路、交差点、路上」という意味である。司馬作品には珍しく、後に良妻賢母の見本ともなった、千代という女性を主人公の1人にした作品となっている。牢人から織田家に仕官し、後に長浜城主、掛川城主を経て土佐藩主となっ......