倉田 啓明(くらた けいめい、1892年頃 - ? )は日本の小説家、戯曲家。本名、倉田潔。少年期を三重県伊賀で過ごす。立教中学卒業後江見水蔭の門下に入ったとも、慶應義塾大学文科出身ともいわれる。明治時代末期に小説家としてデビュー。『中央公論』『太陽』『三田文学』に小説を発表していたが、1917年12月、谷崎潤一郎の作品と称して『誘惑女神』なる約20枚の小説を東京日日新聞に売り込み、原稿料を詐取。また、芥川龍之介の作品と称して『魔神結縄』なる小説を出版社に売った他、北原白秋や山崎俊夫を騙り、坪内逍遥の紹介状を偽造して『黒潮』に『結搏葛城の神』なる小説を売り......
倉田 啓明(くらた けいめい、1892年頃 - ? )は日本の小説家、戯曲家。本名、倉田潔。少年期を三重県伊賀で過ごす。立教中学卒業後江見水蔭の門下に入ったとも、慶應義塾大学文科出身ともいわれる。明治時代末期に小説家としてデビュー。『中央公論』『太陽』『三田文学』に小説を発表していたが、1917年12月、谷崎潤一郎の作品と称して『誘惑女神』なる約20枚の小説を東京日日新聞に売り込......