中村 道碩(なかむら どうせき、天正10年(1582年) - 寛永7年(1630年)8月14日)は、江戸時代の囲碁棋士。本因坊算砂を継いで二世名人となり、算砂同様に碁打衆の頭領格となった。家元の井上家を興した井上玄覚因碩の師であり、後に道碩は十一世井上幻庵因碩により井上家一世に位置付けられた。道石とも記された。道碩は本因坊算砂の弟子とされる。京都に居住し、慶長年間には算砂、林利玄らとともに、禁裏や公家屋敷、江戸城などに召し出されていたことが記録に残っている。(山科言経『言経卿記』、神龍院梵舜『舜旧記』、船橋秀賢『慶長日件録』など)慶長17年(1612年)に......
中村 道碩(なかむら どうせき、天正10年(1582年) - 寛永7年(1630年)8月14日)は、江戸時代の囲碁棋士。本因坊算砂を継いで二世名人となり、算砂同様に碁打衆の頭領格となった。家元の井上家を興した井上玄覚因碩の師であり、後に道碩は十一世井上幻庵因碩により井上家一世に位置付けられた。道石とも記された。道碩は本因坊算砂の弟子とされる。京都に居住し、慶長年間には算砂、林利玄......