リュクルゴス(Λυκοῦργος、Lycurgus、在位:紀元前219年-紀元前210年)は、スパルタ末期のスパルタ王である。リュクルゴスは王家の血筋にないにもかかわらず、紀元前219年にアゲシポリス3世と共にスパルタ王に選ばれた。これによってクレオメネス3世の亡命以降混乱状態にあったスパルタは再び王政に戻った。ポリュビオスによれば、リュクルゴスが王位に就けたのは監督官への賄賂によるものである。即位後、リュクルゴスは精力的にメッセニア、アカイア同盟、そしてその争いに介入してきたマケドニア王国と戦った。即位の年に彼はメガロポリス領のアテナイオンを包囲した。翌......
リュクルゴス(Λυκοῦργος、Lycurgus、在位:紀元前219年-紀元前210年)は、スパルタ末期のスパルタ王である。リュクルゴスは王家の血筋にないにもかかわらず、紀元前219年にアゲシポリス3世と共にスパルタ王に選ばれた。これによってクレオメネス3世の亡命以降混乱状態にあったスパルタは再び王政に戻った。ポリュビオスによれば、リュクルゴスが王位に就けたのは監督官への賄賂に......