ラシュスコ舞曲は、レオシュ・ヤナーチェクの成熟期の幕開けを告げた作品である。1888年から1890年にかけて成立した(1889年の作曲とも言われる)。当初は《ヴァラシュスコ(Valašsko)舞曲》と題されていたが、後に現在のように改称され、作品の由来となった地域ラシュスコ(Lašsko)を特定することとなった。この曲集のうち、最後の2曲をピアノ独奏用に編曲し、さらに1892年ごろに新曲〈エイ・ダナイ〉を付け加えたものが、ピアノ曲集《3つのモラヴィア舞曲》である。#昔の踊り 第1番(チェコ語:''Starodávný'')は、陽気な3/4拍子に始まるが、急......
ラシュスコ舞曲は、レオシュ・ヤナーチェクの成熟期の幕開けを告げた作品である。1888年から1890年にかけて成立した(1889年の作曲とも言われる)。当初は《ヴァラシュスコ(Valašsko)舞曲》と題されていたが、後に現在のように改称され、作品の由来となった地域ラシュスコ(Lašsko)を特定することとなった。この曲集のうち、最後の2曲をピアノ独奏用に編曲し、さらに1892年ご......