モッシャー試薬(モッシャーしやく、Mosher's reagent、略称 MTPA)とは、マンデル酸の構造が元となったカルボン酸の一種、α-メトキシ-α-(トリフルオロメチル)フェニル酢酸 のこと。有機化合物の不斉構造や光学純度を調べるために用いられる光学活性誘導体化試薬のひとつで、ハリー・モッシャーによって最初にその用途が示された。モッシャー試薬自身も光学活性体があり、R体とS体のいずれも市販品が入手可能である。この試薬を用いた絶対配置の決定法が、モッシャー法、新モッシャー法として知られる。
モッシャー試薬(モッシャーしやく、Mosher's reagent、略称 MTPA)とは、マンデル酸の構造が元となったカルボン酸の一種、α-メトキシ-α-(トリフルオロメチル)フェニル酢酸 のこと。有機化合物の不斉構造や光学純度を調べるために用いられる光学活性誘導体化試薬のひとつで、ハリー・モッシャーによって最初にその用途が示された。モッシャー試薬自身も光学活性体があり、R体とS......