ピュー語(pjù bàðà|IPA)とはシナ・チベット語族に属する消滅した言語で、1千年紀までのビルマ(ミャンマー)中央部で使用されていた。ピュー語は、紀元前2世紀から9世紀にかけて繁栄していたピュー族の都市国家で公用語として使用されていた。また、ピューの宮廷ではサンスクリットとパーリ語もピュー語と共に使用されていた。中国の史料には、800年と802年に楽人を伴ったピューの使節が唐の宮廷を訪れ、舞踏とサンスクリットの歌曲を披露したことが記録されている。雲南の南詔から進出したビルマ族がピューの都市国家を圧迫した9世紀後半から、ピュー語の使用頻度は減少していく......
ピュー語(pjù bàðà|IPA)とはシナ・チベット語族に属する消滅した言語で、1千年紀までのビルマ(ミャンマー)中央部で使用されていた。ピュー語は、紀元前2世紀から9世紀にかけて繁栄していたピュー族の都市国家で公用語として使用されていた。また、ピューの宮廷ではサンスクリットとパーリ語もピュー語と共に使用されていた。中国の史料には、800年と802年に楽人を伴ったピューの使節が......