ハコル(あるいはギリシア語でアコリス 紀元前393年 - 紀元前380年)は、エジプト第29王朝のファラオ。ネフェリテス1世が没すると、後継を先王の子とプサムティスとが争うが、王朝を興したのは両者を倒したハコルだった。王権を正当化するために自らをネフェリテス1世の孫と詐称するとともに子にもネフェリテスと名づけ、さらには記念碑をたててその旨を記している。ハコルがエジプトを支配したのはわずか14年だが、その治世はファラオが普請を命じた幾多の建造物に彩られている。また先達の王たちが建ててきた遺跡の大規模な修復も手がけている。支配者となってまもなく、ハコルは自らの......
ハコル(あるいはギリシア語でアコリス 紀元前393年 - 紀元前380年)は、エジプト第29王朝のファラオ。ネフェリテス1世が没すると、後継を先王の子とプサムティスとが争うが、王朝を興したのは両者を倒したハコルだった。王権を正当化するために自らをネフェリテス1世の孫と詐称するとともに子にもネフェリテスと名づけ、さらには記念碑をたててその旨を記している。ハコルがエジプトを支配したの......