ナクシディル・スルタン(Nakşidil Sultan, 1768年12月19日 - 1817年8月22日)は、オスマン帝国の第27代アブデュルハミト1世の夫人(カドゥン)のひとりで、第30代マフムト2世の母。もとは、献上、購入などなんらかの経緯によりオスマン帝国の君主のハレム(後宮)に仕えるようになった奴隷身分の女官(ジャーリエ)のひとりであった。なお、ナクシディルという名前は本名ではなく、ペルシア語で「飾られた声」という意味をもつトルコ名で、彼女が奴隷身分になってから後のものである。奴隷身分になる以前の彼女の出自に関する同時代の確かな記録は見......
ナクシディル・スルタン(Nakşidil Sultan, 1768年12月19日 - 1817年8月22日)は、オスマン帝国の第27代アブデュルハミト1世の夫人(カドゥン)のひとりで、第30代マフムト2世の母。もとは、献上、購入などなんらかの経緯によりオスマン帝国の君主のハレム(後宮)に仕えるようになった奴隷身分の女官(ジャーリエ)のひとりであった。なお、ナクシディルと......