テオドリック2世 (Theodoric II、生年不詳 - 466年没)は、西ゴート王。彼は実弟フレデリックと謀り、ローマの将軍アエティウスに扇動され、兄トリスムンドを暗殺後王位についた。トゥールーズを都とし、衰退する西ローマ帝国との国境線を確定するため皇帝ウァレンティニアヌス3世と同盟し、ローマとの境界では好戦的に戦いを繰り返した。さらに彼は、ローマ帝国やその同盟国(トゥールーズの西ゴート王国も同様)において農村を追われ本物のゲリラと化し、農村部の貧困層や取り残された社会階層の人々で構成されたバガウダエ(bacaudae)と戦った。453年から454年に......
テオドリック2世 (Theodoric II、生年不詳 - 466年没)は、西ゴート王。彼は実弟フレデリックと謀り、ローマの将軍アエティウスに扇動され、兄トリスムンドを暗殺後王位についた。トゥールーズを都とし、衰退する西ローマ帝国との国境線を確定するため皇帝ウァレンティニアヌス3世と同盟し、ローマとの境界では好戦的に戦いを繰り返した。さらに彼は、ローマ帝国やその同盟国(トゥールー......