チタン酸ストロンチウム(チタンさんストロンチウム、SrTiO<sub>3</sub>)はストロンチウムとチタンの複合酸化物で、ペロブスカイト構造をとる化合物である。三酸化チタン(IV)ストロンチウムともいい、天然鉱物として産出するものはタウソン石 (Tausonite) と呼ばれる。誘電率が室温で300程度と高く、かつ常誘電体でありキュリー点を持たないために誘電率の温度変化が小さいことからセラミックコンデンサの材料に用いられる。また、バンド絶縁体だがニオブなどの添加物を加えることで容易に半導体化するためバリスタ、センサ、熱電素子などに用いられる。単結晶の屈......
チタン酸ストロンチウム(チタンさんストロンチウム、SrTiO<sub>3</sub>)はストロンチウムとチタンの複合酸化物で、ペロブスカイト構造をとる化合物である。三酸化チタン(IV)ストロンチウムともいい、天然鉱物として産出するものはタウソン石 (Tausonite) と呼ばれる。誘電率が室温で300程度と高く、かつ常誘電体でありキュリー点を持たないために誘電率の温度変化が小さ......