ダイモーン( - ; ラテン語:dæmon, daemon; dáimoʊn)は、古代ギリシアおよびヘレニズムにおける神話・宗教・哲学に登場する、「人間と神々の中間に位置する、あるいは善性あるいは悪性の超自然的存在で、下位の神格や死んだ英雄の霊など」を指す(プラトン『饗宴』を参照)。和訳例は「鬼神」、「神霊」、「精霊」。ダイモーンはユダヤ・キリスト教のデーモン(人間を誘惑したり、苦しませたり、取り憑く悪霊)をも指し、デーモンに相当する西洋諸語(demon, Dämon, démon)は、これより派生したものである。主として古代ギリシアやヘレニズム哲学にお......
ダイモーン( - ; ラテン語:dæmon, daemon; dáimoʊn)は、古代ギリシアおよびヘレニズムにおける神話・宗教・哲学に登場する、「人間と神々の中間に位置する、あるいは善性あるいは悪性の超自然的存在で、下位の神格や死んだ英雄の霊など」を指す(プラトン『饗宴』を参照)。和訳例は「鬼神」、「神霊」、「精霊」。ダイモーンはユダヤ・キリスト教のデーモン(人間を誘惑したり......