画像引用元: www.z-plaza.comジョン・パーキンソン
ジョン・パーキンソン(John Parkinson、1567年 – 1650年)は、イギリスの偉大な薬剤師(ハーバリスト)であり、植物学者、博物学者、造園家である。若年期をヨークシャーで過ごし、14歳の時に見習い薬剤師になるため、ロンドンに移住した。順調に出世の階段を上り、ジェームズ1世の薬剤師となり、チャールズ1世にも仕えて「王室主席植物学者」(Botanicus Regis Primarius)の称号を与えられた。1617年から1622年まで薬剤師名誉協会(Worshipful Society of Apothecaries)の創立メンバーであり、1618年には、ロンドン薬局方(Pharmacopoeia Londinensisia)を出版する委員会に所属していた。庭師・旅行家・収集家として有名なジョン・トラデスカント(John Tradescant the elder)、フランドルの植物学者マティアス・デ・ロベル(Matthias de Lobel)の親しい友人だった。植物の正確な栽培法が書かれた美しい園芸書『日のあたる楽園、地上の楽園』(Paradisi in Sole Paradisus Terrestris, 1629)、当時の英語の本草書としては、最も完全で美しいと言われる『植物学の世界』(Theatrum Botanicum、逐語訳「植物の劇場」、1640)という、2つの重要な著作で知られている。(『植物学の世界』は、日本では長いサブタイトルの一部を取って、「広範囲の本草学書」とも呼ばれている。)またパーキンソンは、優れた造園家としても有名だった。プラントハンターを援助して海外の珍しい植物を収集し、現在のトラファルガー広場の近く、コヴェントガーデン(Covent Garden)のロングエーカー(Long Acre)に広大な個人庭園を作った。その庭園にはイギリスや大陸の植物学者(botanists)、薬剤師(herbalists)、植物栽培の達人(plantsmen)たちが集まり、親しく交流した。
