ジャマールッディーン(アラビア語・ペルシア語:''جمال الدين'' Jamāl al-Dīn, ? - 1301年)は、モンゴル帝国時代のイラン出身の天文学者。『元史』漢字表記は札馬剌丁。モンゴル皇帝モンケ、クビライに仕え、元の首都大都(現在の北京)にイスラム天文学の様式による天文台・回回司天台を建設した。東アジアに来る以前のことは不詳であるが、『集史』などのペルシア語史料にモンゴル帝国のフレグに仕え、のちにモンケに招請されてカラコルムに赴いた天文学者ジャマールッディーン・ムハンマドの名が見え、同一人物とみられる。中国の史料によ......
ジャマールッディーン(アラビア語・ペルシア語:''جمال الدين'' Jamāl al-Dīn, ? - 1301年)は、モンゴル帝国時代のイラン出身の天文学者。『元史』漢字表記は札馬剌丁。モンゴル皇帝モンケ、クビライに仕え、元の首都大都(現在の北京)にイスラム天文学の様式による天文台・回回司天台を建設した。東アジアに来る以前のことは不詳であるが、『集史......