『シバの女王ベルキス』(シバのじょおうベルキス、)は、オットリーノ・レスピーギが最後に手掛けたバレエ音楽で、1930年から1931年にかけて作曲された。レスピーギの「ローマ三部作」と呼ばれる一連の作品群、交響詩『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭り』以上に大きな編成が要求される規模の大きな楽曲である。バレエの全曲は80分を要し、オフステージ、バンダなどの楽器群、合唱、独唱群をも必要とする大がかりな内容から、十数回の公演が初演時に行われて以降、現在に至るまでほとんどレパートリーとしては定着していない。アラビア風な旋律を用いて異国的な雰囲気を醸し出したり......
『シバの女王ベルキス』(シバのじょおうベルキス、)は、オットリーノ・レスピーギが最後に手掛けたバレエ音楽で、1930年から1931年にかけて作曲された。レスピーギの「ローマ三部作」と呼ばれる一連の作品群、交響詩『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭り』以上に大きな編成が要求される規模の大きな楽曲である。バレエの全曲は80分を要し、オフステージ、バンダなどの楽器群、合唱、独唱群......