シソイ・ヴェリキィー(Sisoy Velikiy、ロシア語:Сисой Великий)は、ロシア海軍がバルト海向けに建造した海防戦艦で同型艦はない。基本設計は同年代のイギリス海軍の前弩級戦艦であるロイヤル・サブリン級戦艦を模倣しており、船体形状は酷似している。一方でロイアル・サブリンが砲塔に囲いのない露砲塔であったのに対し、本艦はフランス式の楕円筒型の完全な砲塔形式にするなど、これまでのロシア海軍の大型艦と異なり装甲艦から前弩級戦艦への変換への過程を独自の工夫が見られる艦である。日露戦争で実戦参加し、日本海海戦の翌日に対馬韓崎の東方海上で沈没。
シソイ・ヴェリキィー(Sisoy Velikiy、ロシア語:Сисой Великий)は、ロシア海軍がバルト海向けに建造した海防戦艦で同型艦はない。基本設計は同年代のイギリス海軍の前弩級戦艦であるロイヤル・サブリン級戦艦を模倣しており、船体形状は酷似している。一方でロイアル・サブリンが砲塔に囲いのない露砲塔であったのに対し、本艦はフランス式の楕円筒型の完全な砲塔形式にするなど、......