ザーヒル・タタール(? - 1421年)は、エジプトのブルジー・マムルーク朝の第7代スルターン(在位:1421年)。初代スルターンのバルクークからマムルーク朝に仕えた有力なマムルーク(奴隷)で、1421年に10歳のムザッファル・アフマドという幼主が即位すると、アフマドの生母と結婚して摂政となった。だが、専横が過ぎたために周囲からの反発を買って反乱が発生する。タタールは反乱を鎮圧すると、アフマドを廃して幽閉し、さらにその生母とも離婚して自らスルターンに即位した。だが、同年のうちに離婚したアフマドの生母によって暗殺されたという。
ザーヒル・タタール(? - 1421年)は、エジプトのブルジー・マムルーク朝の第7代スルターン(在位:1421年)。初代スルターンのバルクークからマムルーク朝に仕えた有力なマムルーク(奴隷)で、1421年に10歳のムザッファル・アフマドという幼主が即位すると、アフマドの生母と結婚して摂政となった。だが、専横が過ぎたために周囲からの反発を買って反乱が発生する。タタールは反乱を鎮圧す......