サヴジ皇子(Savcï çelebi, ? - 1373年)はオスマン帝国皇帝ムラト1世の長子、後継者にして反逆者。父ムラトが皇帝となると同時に後継者となる。恐らく同世代であったと思われる東ローマ帝国の共同皇帝・帝位継承者アンドロニコス4世パレオロゴスと意気投合し、互いの権力奪取の為の密約を結ぶ。1373年、父ムラトは小アジア方面に遠征する際に首都エディルネ及びヨーロッパ側領土の統治をサヴジに委任したが、サヴジはこの機会を捉えてヨーロッパ側に残留したオスマン貴族を説得して従わせ、アンドロニコスと共に挙兵した。反乱軍はエディルネからコンスタンティノポリス近郊......
サヴジ皇子(Savcï çelebi, ? - 1373年)はオスマン帝国皇帝ムラト1世の長子、後継者にして反逆者。父ムラトが皇帝となると同時に後継者となる。恐らく同世代であったと思われる東ローマ帝国の共同皇帝・帝位継承者アンドロニコス4世パレオロゴスと意気投合し、互いの権力奪取の為の密約を結ぶ。1373年、父ムラトは小アジア方面に遠征する際に首都エディルネ及びヨーロッパ側領土の......