エルサレムのザカリアス(Ζαχαρίας Ιεροσολύμων)は6世紀から7世紀のキリスト教の聖職者である。609年から632年までエルサレム総主教を務めた。エルサレム総主教になる以前は、コンスタンティノポリスの修道士であった。在位中にペルシア人により拉致されたことで知られる。彼の在位の初期は東ローマ帝国皇帝位を簒奪したフォカスの治世にあたる。エルサレムでもこの時期、党派間の対立から治安が悪化し、ザカリアスは困難な時期に教会を指導した。帝国と教会の関係も悪化し、このことが彼の教会運営をさらに困難にした。在位中の628年にペルシア人がエルサレムに侵攻した......
エルサレムのザカリアス(Ζαχαρίας Ιεροσολύμων)は6世紀から7世紀のキリスト教の聖職者である。609年から632年までエルサレム総主教を務めた。エルサレム総主教になる以前は、コンスタンティノポリスの修道士であった。在位中にペルシア人により拉致されたことで知られる。彼の在位の初期は東ローマ帝国皇帝位を簒奪したフォカスの治世にあたる。エルサレムでもこの時期、党派間の......