アル・アンダルス=アラビア語は、中世にイスラム教の影響下にあったイベリア半島(アル=アンダルス)において8世紀初頭から18世紀初頭にかけて使われた、アラビア語の一変種である。フスハーや、古い時期のマグレブ=アラビア語が土台となっているが、後述するようにロマンス語の影響が強い。現在はほぼ完全な死語であるが、イベリア半島から逃れてきた人々の子孫がマグレブに居住しており、そのコミュニティでは細々と伝えられていること、またアンダルシアの伝統音楽では未だに使用されていることから、厳密には死語とはいえない。
アル・アンダルス=アラビア語は、中世にイスラム教の影響下にあったイベリア半島(アル=アンダルス)において8世紀初頭から18世紀初頭にかけて使われた、アラビア語の一変種である。フスハーや、古い時期のマグレブ=アラビア語が土台となっているが、後述するようにロマンス語の影響が強い。現在はほぼ完全な死語であるが、イベリア半島から逃れてきた人々の子孫がマグレブに居住しており、そのコミュニテ......