『沙漠の魔王』(さばくのまおう)とは福島鉄次作の長編絵物語である。1949年(昭和24年)から1956年(昭和31年)までの間、月刊『少年少女冒険王』(のちの『冒険王』)(秋田書店刊)に連載され、その後、単行本(全9巻)となった。秋田書店の初代社長、秋田貞夫の提案を受け、『少年少女冒険王』の創刊号冒頭をオールカラーで飾った「ポップ少年の冒険・ダイヤ魔神」が初出であったが、副主人公である巨人に人気が集中し、二回目よりこの題名となり、魔王の活躍が始まる。物語は『アラジンと魔法のランプ』に想を得ている。香木を焚くと香炉から巨大な魔王が出現し、飛行石の力を以って空......
『沙漠の魔王』(さばくのまおう)とは福島鉄次作の長編絵物語である。1949年(昭和24年)から1956年(昭和31年)までの間、月刊『少年少女冒険王』(のちの『冒険王』)(秋田書店刊)に連載され、その後、単行本(全9巻)となった。秋田書店の初代社長、秋田貞夫の提案を受け、『少年少女冒険王』の創刊号冒頭をオールカラーで飾った「ポップ少年の冒険・ダイヤ魔神」が初出であったが、副主人公......