平繁盛(たいら の しげもり、生没年未詳)は、平安時代中期の武将。平国香の次男で母は『尊卑分脈』では家女房とされている。兄弟に貞盛、兼任らがある。妻は斎部俊成の娘で、子に兼忠、維幹、維茂、安忠らがある。常陸大掾に任じられたため、大掾繁盛とも呼ばれる。兄の貞盛らと共に平将門の乱を鎮圧し、武名を挙げた。しかし繁盛に対する恩賞は少なく、繁盛は大いに不満をもった。繁盛は乱後46年経った寛和2年(986年)になってから国家守護のために大般若経600巻の書写を比叡山延暦寺へ奉納して忠誠を示そうとしたが、これを武蔵国において仇敵であった平忠頼・忠光らによって妨害された。......
平繁盛(たいら の しげもり、生没年未詳)は、平安時代中期の武将。平国香の次男で母は『尊卑分脈』では家女房とされている。兄弟に貞盛、兼任らがある。妻は斎部俊成の娘で、子に兼忠、維幹、維茂、安忠らがある。常陸大掾に任じられたため、大掾繁盛とも呼ばれる。兄の貞盛らと共に平将門の乱を鎮圧し、武名を挙げた。しかし繁盛に対する恩賞は少なく、繁盛は大いに不満をもった。繁盛は乱後46年経った寛......