ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク(Gottfried von Straßburg、1170年頃 - 1210年頃)は、中世ドイツの叙事詩人。資料が欠けているため生涯は不詳だが、騎士ではなく市民階級の出身で、修道院の付属学校に学んだ後にシュトラースブルク(ストラスブール)で聖職者あるいは官吏になったと考えられている。文法学、弁論術、修辞学を包括する広い学識を持ち、文体は流麗かつ端正、また論理的であり、そのため型破りな文体を持っていたヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハと対立し、互いの著作で批判しあっている。代表作『トリスタンとイゾルデ』(1210......
ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク(Gottfried von Straßburg、1170年頃 - 1210年頃)は、中世ドイツの叙事詩人。資料が欠けているため生涯は不詳だが、騎士ではなく市民階級の出身で、修道院の付属学校に学んだ後にシュトラースブルク(ストラスブール)で聖職者あるいは官吏になったと考えられている。文法学、弁論術、修辞学を包括する広い学識を持ち、文体は流......