イングーシ語は、ロシア連邦内のイングーシ共和国の公用語。話者は約23万人。話者のほとんどはロシア語との二言語併用者である。系統的には北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)のナフ語派(Nakh)に属する。ナフ語派に属する言語には、ほかにチェチェン語とバツ語(あるいはバツビ語、ツォヴァ・トゥシ語)がある。イングーシ語は特にチェチェン語と近い。6つの文法性(名詞クラス)を区別し、多くの格を持つ。能格型の格標示を行う。アラビア文字やラテン文字で書かれていたこともあるが、現在はキリル文字をもとにした正書法によって表記される。
イングーシ語は、ロシア連邦内のイングーシ共和国の公用語。話者は約23万人。話者のほとんどはロシア語との二言語併用者である。系統的には北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)のナフ語派(Nakh)に属する。ナフ語派に属する言語には、ほかにチェチェン語とバツ語(あるいはバツビ語、ツォヴァ・トゥシ語)がある。イングーシ語は特にチェチェン語と近い。6つの文法性(名詞クラス)を区別し、多......